宮崎選手の逮捕で思うこと 先日、ハンドボール元日本代表の宮崎大輔選手が交際女性に対して暴力を振るい、逮捕されたという報道があった。少々不可解な〝事件〟で、女性は被害届を出さず、すぐに釈放された。男女の仲については当事者しか分からない。そのため、事件の詳細については敢えて触れない。ただ背景については思うところがある。 ぼくと宮崎は15年以上の付き合いになる。彼は酒が強く、一緒に飲むときは長くなった。常に彼は礼儀正しく、楽しい酒だった。そのため、今回の第一報を知ったとき意外に感じた。その後の続報で、彼が酒でしばしば問題を起こしていたことを目にして複雑な気持ちになった。 初めて会ったとき、彼は日本体育大学を中退して、プロ選手(実質は契約社員扱い)として大崎電気工業に入っていた。多くの体育大学の学生の進路は教員である。彼は、ぼくはハンドボールで生きて行く覚悟があるのですと、腕まくりをして、上腕部に