2020年東京五輪の招致疑惑を巡り、フランス司法当局から贈賄容疑で捜査されている日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)の退任が避けられない情勢となっていることが15日、関係者の話で分かった。JOC内だけでなく、大会関係者からもイメージ悪化を懸念して責任を問う声が強まってきていた。竹田氏は19日のJOC理事会で辞意を表明する可能性も出てきた。 竹田氏は01年から会長を務めており、現在10期目の長期政権。6、7月の役員改選に向け「選任時70歳未満」の定年規定の改定が検討されるなど、当初は続投が確実視されていたが、風向きが徐々に変わってきた。任期満了となる6月で退く流れとなっているが、早ければ19日に予定されるJOC理事会で辞意を表明する可能性もある。 国際オリンピック委員会(IOC)委員で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の副会長も務める竹田氏。贈賄疑惑に関しては、昨年12月
出場資格のない部員を選手登録したとして無期限の謹慎処分を受けた東福岡高校ボクシング部の40代の男性前監督が、2015年に飲食店の女性従業員を殴る暴力事案を起こしていたことが関係者への取材で分かった。同校はこの事案を把握していたが、「事実関係を確認できない」として、その後も部活の指導や体育の授業を担当させていた。 当時、福岡県ボクシング連盟は事態を重くみて前監督をいったん除名処分(永久追放)としたが、上部団体の日本ボクシング連盟から前監督を復帰させるよう要請があり、処分を撤回したという。県連盟の関係者は「当時の山根明会長から強い圧力があった」と証言する。 暴行現場に居合わせた複数の関係者によると、前監督は15年7月、福岡市内の飲食店で女性従業員に抱きついて一緒に地面に倒れ込み、覆いかぶさりながら腹を数発殴ったという。前監督はボクシング経験者で、高校時代に全国大会で優勝した経歴を持っている。
日本大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で、警視庁は5日、内田正人・前監督(63)と井上奨(つとむ)・元コーチ(30)について「容疑はない」とする捜査結果の書類を東京地検立川支部に送付した。傷害容疑で両氏の告訴状が出されていたが、試合映像の解析や関係者への聴取結果などから選手への指示は認められなかったと判断した。捜査関係者への取材でわかった。 一方、タックルをした日大の選手については同容疑で書類送検した。警視庁はタックルされた関西学院大選手側の被害届を受理して捜査していた。日大選手は「けがをさせるつもりだった」と認めているが、示談が成立していることなどから厳しい処分は求めない意見を付けたとみられる。 内田、井上両氏は記者会見で「けがをさせろ」という反則の指示を否定していた。警視庁は試合映像を入手し、詳細に分析。結果的に、両氏の指示を認定した関東学生アメフト連盟などの主張との食い違い
日本大学アメリカンフットボール部の選手が悪質なタックルをした問題で、大学を懲戒解雇された内田正人前監督が、処分を不服として解雇の無効を求める訴えを東京地方裁判所に起こしたことが分かりました。 その後、内田前監督は会見を開き、反則行為を指示したことは否定しましたが、翌月、日大の第三者委員会に「反則行為は前監督らの指示で行われた」と認定され、大学から懲戒解雇の処分を受けました。 関係者によりますと、内田前監督は、これを不服として解雇の無効を求める訴えを起こしたということで、15日、東京地方裁判所で1回目の裁判が開かれることになりました。 この問題で第三者委員会は、現場にいたほかの部員の証言などを有力な根拠として前監督らの指示で反則行為が行われたと認定しましたが、捜査関係者によりますと、この部員は警視庁の調べに対し「タックルした選手を守るために実際に聞いていない証言をした」という趣旨の話をしてい
日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題で、警視庁が、傷害罪で刑事告訴されていた日大の内田正人前監督と井上奨(つとむ)前コーチについて、宮川泰介選手に対し相手を負傷させる危険なタックルをするよう指示した事実は認められないと判断したことが12日、関係者への取材で分かった。警視庁は近く刑事告訴に基づき傷害容疑で2人を書類送検するが、東京地検立川支部は2人の立件を見送るとみられる。 宮川選手については、試合の動画解析などから傷害の実行行為を認定し、書類送検する。ただ、関西学院大の被害者側から寛大な処分を求める嘆願書が出ており、地検支部はこうした状況を考慮して最終的な処分を決定するとみられる。日大の第三者委員会と関東学生アメリカンフットボール連盟規律委は宮川選手の証言などを基に、内田氏らによる危険なタックルの指示があったとしていた。 アメフットのタックルなどスポーツ上の行為は、ルール内であれば
日本大学アメリカンフットボール部の反則行為をめぐる問題で、日大の第三者委員会は30日にも最終報告書を公表し、大学側が説明責任を果たしていないと指摘する一方で、田中英壽理事長の辞任までは求めない方向で調整していることが関係者への取材でわかりました。 委員会は、先月の中間報告で、反則行為は内田前監督らの指示で行われたと認定し、その後は大学側の対応などを検証してきました。 関係者によりますと、最終報告書では、問題の発覚後、大学側が対外的な説明責任を十分に果たしていないと指摘する一方で、日大トップの田中英壽理事長の辞任までは求めない方向で調整を進めていることがわかりました。 そのうえで、内田前監督が運動部を統括する保健体育事務局の局長などを兼務していたためチェック機能が働かなかったとして、今後、事務局にスポーツ科学に詳しい外部の有識者を加えたうえで大学の組織再編を行い、チェック機能の強化を求める方
暴行問題の責任をとって、横綱日馬富士(33)=モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が引退を決めた。ある後援会関係者には29日午前1時ごろ、日馬富士本人から電話で連絡があり、引退する意向を伝えられた。その関係者によると、日馬富士は「疲れ果てた。もう精神的にダメです」と話したという。 当初は日本相撲協会の危機管理委員会の調査結果を待ち、進退を判断するつもりだった。だが、頻繁に連絡を取っていたこの関係者との電話口でも、「日に日に元気がなくなっていった」という。27日の横綱審議委員会でも「非常に厳しい処分を求める」という意見が大半だった。来年の初場所の番付編成会議を前に、引退の道を選んだ。 この関係者は「こういう形での引退になってしまい、本当に残念です」と話した。
8月22日に発売された『フランス・フットボール』誌では、メキシコにおけるサッカーと犯罪――とりわけ麻薬カルテルとの関わりをトマス・グバン記者がレポートしている。この8月9日、関わりが明らかになったラファエル・マルケスが選手生命を絶たれたように、両者の間には根深い関係がある。 太陽とテキーラの国メキシコ。溢れんばかりの陽光の下で、輝きを放っているメキシコサッカー――リーガメックスは、いったいどんな闇を抱えているのか。本田圭佑が選んだ国のサッカー界の現実をグバン記者が浮き彫りにする。 監修:田村修一 バルサでCL優勝まで経験しているスーパースターが……。 メキシコの国民的英雄であるサッカー選手ラファエル・マルケスが、麻薬取引がらみのマネーロンダリングに関わったと糾弾されている。サッカー界のシンボルである彼も、世界最強の麻薬カルテルの魔の手からは逃れられなかったのだった。 その経歴は、まさに輝く
2020年東京オリンピック・パラリンピックの招致を巡り、フランスの検察当局が捜査の対象としているおよそ2億2000万円の振り込みについて、招致委員会の元理事長でJOC=日本オリンピック委員会の竹田恒和会長は「コンサルタント料であり、正式な業務契約に基づく対価としての支払いだ」という声明を発表しました。 この中では、フランスの検察当局が捜査の対象としているおよそ2億2000万円の振り込みについて、「サービスに対するコンサルタント料で、監査法人などにより正式に監査を受けたものだ」としています。さらに「招致委員会からの支払い」と明記したうえで、「招致計画作り、プレゼンテーションの指導、ロビー活動など多岐にわたる招致活動の業務委託、コンサル料など数ある中の1つであり、正式な業務契約に基づく対価として行ったものだ。契約した会社は実績のある代理店で、アジア中東の情報分析のエキスパートであり、何ら疑惑を
調査の結果、3人の選手以外に野球協約に違反する野球賭博や野球賭博常習者との交際などは確認されませんでしたが、その一方で、球団内で金銭を賭けてマージャンやトランプなどを楽しむ行為が頻繁に行われていたことが分かりました。 このうち、マージャンには野球賭博を行った3人を含む、およそ10人が練習を終えたあと頻繁に行い、トップを取ると1万円以上を得ていたということです。 トランプには11人が関わっていて、2軍の拠点となっている川崎市のジャイアンツ球場のロッカールームで、「大富豪」や「ポーカー」などのゲームに1回につき、1万円を賭けていたということです。 また、高校野球の大会では、少なくとも11人が1口5000円から1万円の参加費を出して、くじで高校を選び、大会の成績によって賞金を配分する行為を行っていたということです。 さらに、野球賭博を行っていた笠原投手は去年4月、知人とともにバカラ賭博を行い、球
印刷 関連トピックスオリンピック 教え子の未成年の女子柔道部員に性的暴行をしたとして警視庁は6日、アテネ、北京五輪の柔道金メダリストで元九州看護福祉大学女子柔道部コーチの内柴正人容疑者(33)を準強姦(ごうかん)の疑いで逮捕し、発表した。調べに対し、「納得いかない。合意だった」と供述しているという。 捜査1課などによると、内柴容疑者は9月、合宿先の東京都内のホテルで、酒に酔って寝込んでいる女子部員に性的暴行をした疑いがある。 同大は学校関係者から通報を受けて調査委員会を設置。内柴容疑者や女子部員から事情を聴いた上、11月29日付で「セクハラ行為があった」として客員教授だった内柴容疑者を懲戒解雇処分とした。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます
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