中華料理店「重慶飯店」が成功、中華菓子の売店も展開と、堅調に成長を続ける龍門グループ(横浜市)。次の事業の柱として着手したのが、ホテル事業だった。敷地は約900坪で地下2階地上10階建てという大規模ホテルは、開業当初からオペレーションが混乱して売り上げが低迷、設備投資に伴う巨額の借入金が経営を圧迫した――。 大手飲料メーカーのキリンビールから2017年に転職し、龍門商事食品事業本部本部長となった大木忠彦が、その異端ぶりを端的に語ってくれた。 「一般的に、飲食店がホテルを開業するなんてあり得ないんです。ホテルは装置産業ですから、飲食店が簡単に手を出せるような世界ではない。実際、多くのホテルは大資本が手がけています。そして外部の関係者と徹底的にコラボレーションしていくんです」 しかし、ホリデイ・イン横浜は、飲食店の重慶飯店が自分たちで手がけたホテルだった。しかも、横浜中華街で初めての国際級シテ
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