ある実験的な処置によって、メスを使うことなく、糖尿病を発症する危険性のある人たちの体重を減らし、2型糖尿病へと進行する可能性を減らせるかもしれない。 米疾病管理センター(CDC)が10月31日(米国時間)に発表した報告書によると、米国ではこの10年間に糖尿病になる患者数が2倍に増加しており、その主な原因の1つは肥満だという。 運動量を増やし健康的な食事を摂ることによって、米国人の多くは糖尿病になるリスクを劇的に減らすことができるが、極度に太った人たちの場合は手術を受ける必要があるかもしれない。 外科手術で消化器官の一部を閉じることにより、患者が吸収する食物の量を制限することが可能だ。こうした処置を受けた患者は、時間が経つにつれ、かなり少量の食事でも満腹だと感じるようになる。 [米国では1950年代から、極度の肥満者を対象に、肥満を抑制するための外科手術が開発され、年間1万例以上実施