競合に勝つためには開発スピードが命という主張をよく耳にするが、僕はそれ以上に、正しい方向に進んでいること(梯子の掛け方)の方が大切だと思う。進む方向が正しければ後戻りをが減り、多少の遅れもいずれリカバリできる。先行者利益という考え方はあるが、むしろ2番手3番手が勝つ例も多い。 世の中の多くの優れたオープンソースはそのように育まれてきたし、Amazon やFacebook のような企業もそうだ。彼らは細部のチューニングをしながらも、一貫したビジョンを持ってサービスを構築してきた。たとえ開発速度が一年二年ブレたとしても、彼らは変わらず成功をおさめるだろう。 勿論「正しいビジョンを描いてさえいれば良い」訳ではなく、同時に大切なのは「どんな速度であれ改善し続けること」だ。よほど成熟したプロダクトはともかく、開発の止まったサービスほど人々を落胆させるものはないだろう。 僕が言いたいのは、こういうこと
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