ポリ袋に包まれた女性の遺体が発見された現場=4月30日午前9時35分、大阪府高槻市東上牧(甘利慈撮影) 大阪府高槻市の淀川堤防で4月、宇野津由子さん(36)の遺体が見つかった殺人死体遺棄事件で、宇野さんが今年2月ごろ、豊能町希望ケ丘に住む夫婦と養子縁組し、親族になった後で多額の保険金をかけられていたことが12日、捜査関係者への取材で分かった。また、この夫婦の周辺で平成20年秋に変死した50歳代の女性にも保険金がかけられていたことが判明。府警は保険契約や2人の死亡の経緯について調べる。 捜査関係者によると、宇野さんは複数の保険に加入し、死亡時の受取金は計数千万円に上っていた。宇野さんは約1年前から豊能町希望ケ丘の養父母の自宅に住んでいたとみられ、今年2月ごろ養子縁組をした。 親族は「宇野さんはインターネットで養母と知り合い、希望ケ丘の家で住み込みで働いていた」と府警に説明しているという。 宇