保護責任者遺棄致傷容疑で逮捕された大野宏容疑者、忍容疑者夫婦の自宅=23日午後8時54分、名古屋市天白区 愛知県警天白署は23日、長女(5)に半年以上適切な食事を与えずに衰弱した状態を放置、意識不明の重体にさせたとして、保護責任者遺棄致傷容疑で名古屋市天白区天白町野並北沢、無職、大野宏容疑者(34)と妻の看護師、忍容疑者(34)を逮捕した。 同署によると、長女は平成20年12月に病院に運ばれ、その後も意識不明の状態が続いている。搬送時の体重は約7キロで、同年代の平均体重の半分以下だったという。 大野容疑者は「結果的にそうなった」、忍容疑者は「間違いない」と供述している。 2人の逮捕容疑は20年5月ごろから、当時4歳の長女に十分な食事を与えず、衰弱した状態になっていることを知りながら放置、同年12月に自宅で意識不明の重体にさせた疑い。