8月の台風11号による木津川の増水で流された京都府八幡市と久御山町を結ぶ木造橋「上津屋(こうづや)橋」(流れ橋)について、有識者の検討委員会は、流出を抑制する工夫をした上で、現行通り木造橋として再建する方針を固めた。 上津屋橋については、撤去も含めたゼロベースで見直すとして、検討委を設置。一方で、府に寄せられた府民の意見98件のうち、流れ橋の構造を保ったまま、木造橋として再建すべきという意見が約6割にあたる63件にのぼったことなどから、検討委は14日の委員会で上津屋橋を木造橋として復旧する方針を決定した。 この日の委員会では、府から、木やコンクリートなど材質ごとでの再建案やそれに伴うコスト比較の提示のほか、木造の場合は、コンクリート杭(くい)を使ったり、橋を現在より2メートル高くしたりするなどの流出対策について提案されたが、委員からは「橋を2メートル高くすると落下した場合に危険」などの意見
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