この画像を大きなサイズで見る 科学者は時として世にも奇妙な研究に没頭するものだ。アンドリュー・ペリングは常人の発想など完全に無視する。彼が発表した最新の論文のテーマは、りんごから人体の一部を作る方法についてだ。そう、果物のりんごである。 ペリングの情熱はもっぱらゴミの中に宝物を見つけ出すことに注がれている。彼によれば、遊びを通じて自由でとっぴな発想ができるよう鍛えるのだという。TEDの講演で、「ちっとも不気味じゃないですよ」とペリング氏。「普段は古いエレクトロニクス製品を探しては、研究室に持ち帰っていろいろいじっています」 マッドサイエンティストという言葉を思い起こさせる彼は、カナダ、オタワ大学に研究室を持つれっきとした科学者だ。この研究室はアスパラガスで脊椎の怪我を治そうとしたり、かなり変わったものを研究している。 研究室の最新プロジェクトは、りんごの細胞から人間の耳を作ってしまおうとい