中国仕様はタンデムシート付きで二人乗りもアピール 2022年に新作エンジンと前後キャストホイールの足まわりに変更した新型クロスカブ110が中国でデビューした。カブシリーズは世界累計1億台を超えるグローバルモデルとして有名だが、クロスカブが海外で発売されたのは珍しいケースと言えるだろう。 2013年に日本で発売されたクロスカブは、オーストラリアで郵便配達に使われていたNBC110がベースなので元々はグローバルモデルだった。だが、2018年のJA45型は同年デビューのスーパーカブC125や2020年のCT125ハンターカブのようなグローバル展開は見られなかった。 それが、2022年のJA60型が1年後に海外でデビューを果たした。中国ではスーパーカブC125やCT125は販売されていないため、唯一のカブ。他のカブ系アンダーボーンとは趣の異なる、ジャパニーズスタイルのネオクラシックモデルとして導入