京都市図書館(コミュニティプラザ深草図書館を除く)は7月1日から、郵送で図書の返却ができるようになった。 京都市図書館は、「来るときはいいけど、返すときはおっくうになる」という利用者の声に応えるために宅配便などの検討を実施。同様のサービスを実施する埼玉県などを参考に運用を決定した。 郵送や宅配便が利用できるのは京都市図書館の図書と雑誌。CDやDVDなどの視聴覚資料と、同市以外の自治体などから取り寄せた図書や雑誌は返却できない。利用者は、本や雑誌が傷つかないように梱包(こんぽう)して元払いで図書館に送付。京都市内であればどの図書館でも受け付ける。各図書館には、それぞれの館の印字済みのゆうパック伝票も用意する。 同市教育委員会生涯学習部の担当者によると7月は8件・33冊が宅配便によって返却されたという。「昨年から開館時間を30分早い9時30分にしたほか、地域図書館の第二、第四水曜の閉館日を開館
祇園祭の山鉾(やまほこ)を持つ各町内で現在、同祭の好天を祈り7月16日の夜に奉納する「日和神楽」の中止が相次いでいる。 駒形提灯の無い祇園祭宵山 日和神楽は山鉾巡行の好天を祈り、町内から八坂神社もしくは四条御旅所に赴き日和神楽を奉納する神事。21時30分頃から会所を出発し、関係の深い町内(寄町)でもおはやしの奉納を行う。ちょうちんをともした山や鉾の山車が通りを行き来し、翌日に迫った巡行への期待を高める。 今年は大型で非常に強い台風11号の影響が懸念されている。一斉に行う巡行と違い、日和神楽は各山鉾の神事のため各山鉾町で判断をすることになる。午前中の時点で中止を決定した函谷鉾(かんこぼこ)のほか、19時頃には決定をする鶏鉾(にわとりほこ)、直前まで天候を見て判断するという月鉾(つきほこ)など対応が分かれている。 「神事なのでできるだけ実施したいと考えている。実施しないにしてもやれるように準備
京都の街歩きツアーを展開する「ことぶら」は現在、全国の「田中」姓を持つ人を対象に「田中の田中による田中のための会」参加を呼び掛けている。主催はライフクルー(京都市南区吉祥院八反田町) 田中姓は全国に100万人以上いるとされ、日本に多い姓の一つ。同ツアーを主催する田中英哉さんと、ガイドを務める田中亜美さんが、「田中つながりでユニークな企画をやりたい」と準備を進めてきた。開催日は9月5日、10月10日の2回。 ツアーでは、京都の田中姓の祖であるといわれる田中神社(左京区田中西樋ノ口町)を田中亜美さんのガイド付きで参拝する。参拝後は、宮川町の町家で食事をしながらの懇親会を開催。「田中あるある」エピソード披露や「田中王」決定戦を予定する。ツアーには「偽田中さん」も混じっており、その人を当てるゲームも盛り込む。 田仲さんや中田さん、旧姓の人は参加できない。「厳しい条件かなと思っていたが、6月初旬に募
京都国立博物館(京都市東山区)が、現在開催中の「国宝 鳥獣戯画と高山寺」の混雑状況についてツイッターを活用して情報発信している。 待ち時間を知らせるツイート 同館では「鳥獣人物戯画」33年ぶりに全4巻を展示。修復を終えた甲巻から丙巻までが公開されるとあって、これまでに約4万人が来館。連日多くの人が列を作っている。そんな中、活躍しているのが同館のツイッターアカウント(@izanai_choju)だ。 同アカウントは、昨年に行われた「狩野山楽・山雪」展から、特別展の混雑状況を知らせる運用を開始。待ち時間に変化があるごとにツイートを発信する。当初は入場までの時間を案内していたが、同展では展示室の前にも列ができることから、展示室前の情報と両方の情報を発信するようになった。「フォロワーも2500を越え、多くの方に活用いただいてありがたい」と同館企画室のツイッター担当者は話す。 佐々木蔵之介さんのコン
元・立誠小学校(中京区)で開催される「まなびや2014」で11月1日から、成人指定映画(通称・ピンク映画)の特集イベント「まなびやピンク劇場」が開催される。 「まなびや~劇場」は「大人の学校」をテーマに、2002年からスタート。映画や音楽などのアートやカルチャー、防災訓練、まちづくりに関するイベントを立誠小学校跡で行う。 上映は全2作品。ピンク映画界で「ピンク七福神」とも称される、いまおかしんじ監督の新作「つぐない~新宿ゴールデン街の女~」(2014年)。京都では初公開となる。イベント期間には、主演の速水今日子さんらの舞台あいさつも決定している。 2作品目は、女優で分筆家の森下くるみさんが選んだ「たまもの」(2006年)。ピンク映画として制作・上映の後、改題して一般公開された作品。「立誠シネマプロジェクト」の田中誠一さんは「日活ロマンポルノが廃止されたものの、優秀な監督が増えてきた90年代
京都駅そばの「キャンパスプラザ京都」(京都市下京区)で10月5日、終活をテーマにした複合イベントが行われた。主催は、寺と弁護士や司法書士などの士業で構成する「終活かけこみ寺」。 講演を行う武藤さん。写真はハワイの現代的な霊園 昨年秋に行われた発足記念講演に次いで2回目となる同企画。「終活カウンセラー」として活動する武藤頼胡(よりこ)さんが「自分らしく生きるための終活」と題して講演を行った。イベントには「駆け込み寺」の檀家(だんか)を中心におよそ90人が参加し、武藤さんが代表を務める終活カウンセラー協会が発行するエンディングノートを進呈した。 同団体の発起人で城興寺(南区)の上原慎勢住職は「墓は残された人の心のよりどころにならないといけないのが負担になっていると聞いて何とかしなければいけないと思っている」とあいさつ。 講演では○×クイズなども交えながら、終活が広がりを見せる背景を、地域のコミ
京都水族館(京都市下京区観喜寺町)で現在、特別展示「京都水族館に『恐竜』がやってくる!」が開催されている。 ペンギンたちも「ご先祖」に興味アリ? 福井県立恐竜博物館とのコラボで実現した同展。古代生物の標本や化石全24種28点の展示のほか、板書のような解説パネルで進化の過程や現在の生き物との比較を行う。 初めに来場者を迎えるのは、およそ1.2メートルもあるトリケラトプスの頭部の化石のレプリカ。オオサンショウウオがいる最初のコーナーには、恐竜が誕生する前、約3億6000年前に誕生し、脊椎動物として初めて陸に上がったといわれる「イクチオステガ」の部分標本(複製)に、は虫類の祖先と言われる「チャンプソサウルス」の全身骨格が登場。 ペンギンのゾーンには、約2000万年前のペンギンの仲間の展示や始祖鳥の複製を展示。ペンギンに近い「イクチオルニス」や、現在の水鳥に近い「ヘスペロルニス」の全身骨格も見るこ
立命館アート・リサーチセンター(京都市北区)で7月30日、講演会「デジタル技術が生み出す新たな文化効果」が行われた。主催は同センターと今年4月に新設された文学研究科文化情報学専修、凸版印刷(東京都文京区)。 「北斎漫画」から巻物を読む男と猫 同大の矢野桂司教授は、初めに今年復活した祇園祭の「大船鉾」のプロジェクトを紹介。同センターでは、大船鉾の絵図や残された懸想品などからCGを作成。完成した鉾の土台から、巡行のシミュレーションを行った。三条寺町の「かに道楽」前を大船鉾が巡行しているCG画像に、会場から思わず笑い声が漏れる場面も。 また、1605年に描かれたといわれる「誓願寺門前図屏風(びょうぶ)」の取り組みについても紹介。同作は、「洛中(らくちゅう)洛外(らくがい)図」に描かれているような雲が無く、空間のゆがみが少なく、狭い範囲を鳥瞰(ちょうかん)的に描いている特徴を持つ。同センターでは現
京都水族館(京都市下京区)は10月26日から、京都市立芸術大学の学生が制作した着ぐるみが登場するハロウィンイベントを開催する。 写真=大水槽前ではしゃぐ「オオさん」と「ショウさん」 着ぐるみを制作したのは桑田知明さんと楠麻耶さん。2人は京都市交通局が運行する京都駅と同館を結ぶシャトルバスのデザインを産学連携の一環で担当。バスのお披露目会に来ていく服で悩んだ2人は、京都水族館を象徴する「オオサンショウウオ」の着ぐるみを思いつき、サプライズで登場した。 この着ぐるみを見た同館の飼育員らから「かわいいのに、小さな手足や色などよく特徴を捉えていて感激した」と絶賛を得たことから当館からイベントの提案をした」と、オリックス不動産水族館事業部長の三坂伸也さんは説明する。 25日に行われた記者発表に登場した着ぐるみの「オオさん」と「ショウさん」は「すいぞくパン」を頬張ったり、大水槽の前で寝そべったり愛らし
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