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人気ライトノベル「涼宮ハルヒ」シリーズなどの挿絵を手がけるイラストレーター、いとうのいぢさん=兵庫県加古川市出身=が21日、加古川観光大使に就任した。ファンを集めたイラスト描き方講座では、自身の制作工程も紹介し、「しんどい作業なので、楽しんでないと絵なんて描いていられない」と仕事に臨む心境を明かした。 いとうさんは累計発行部数2千万部超の「涼宮ハルヒ」シリーズや、同850万部を超える「灼眼のシャナ」などのイラストを手がける。加古川総合文化センター(同市平岡町新在家)で、地元で初の個展「いとうのいぢ展 ぜんぶ!」が9月3日まで開催中。 同センターで開かれた観光大使の委嘱式では、加古川市をイメージして描き下ろした少女のキャラクターについて、名前を発表。展示会場やネットで募集し、応募316点の中から、「かこのちゃん」を選んだことを紹介した。 いとうさんは「家で陰気に絵を描いていた人間だったが、観
兵庫県警西宮署は16日、同署地域2課の男性巡査部長(49)が15日午後0時20分ごろ、同県西宮市内のスーパーマーケットで、拳銃の実弾を紛失していたと発表した。実弾は専用の弾入れ袋に入ったままで、スーパーの店員が落とし物として店内で保管していた。同署は全ての弾を回収したが実質約24時間、署員の管理から離れていたこととなった。 同署によると、男性巡査部長は交番勤務で15日も午前8時25分に同署に出勤し、拳銃と実弾を受け取った。実弾は受け取った段階で拳銃に込めることを決められているが、巡査部長は弾を込めずに交通安全の勉強会に参加し、その後110番対応で出動。午後0時10分ごろ、昼食を買うため同店を訪れ、セルフレジで精算する際、ポケットに入れていた実弾入りの袋を落とし、気付かずに退店したという。数分後に店員が発見。実弾とは思わず、落とし物として管理していたという。 16日朝、巡査部長は勤務を終えて
兵庫県尼崎市の繁華街で違法スロット店を開き、客に金を賭けさせたとして、兵庫県警歓楽街総合対策推進本部と尼崎南署などは13日、常習賭博の疑いで、違法スロット店「エース」の経営者とみられる男(46)と、従業員の男女6人を逮捕した。県警は店内からスロットマシン90台とカードゲーム機2台を押収。売り上げの規模や資金の流れを調べている。 7人の逮捕容疑は、共謀して4月19日~5月19日、尼崎市のビルに設けた店舗で、不特定多数の客にスロットやカードゲームをさせ、金銭を賭けさせた疑い。県警は7人の認否を明らかにしていない。 同署によると、昨年5月に「酔って友人と入った店が闇スロ(違法スロット)だった」という110番があり、捜査を開始。当時は別の場所で「ファルコン」という店名で営業していたが、内偵捜査中に現在のビルへ移ったとみられる。 県警は6月10日、常習賭博の疑いで客の男(41)を逮捕。同13日、経営
性的な行為に関して互いの意思を確認する「性的同意」や避妊具の使い方など、実践的な性教育の出前講座が5日、兵庫県加古川市八幡町宗佐の少年院「加古川学園」で開かれた。性教育を受けた経験や記憶がないという在院者も多いといい、講師を務める助産師の言葉に、15~20歳の約100人が耳を傾けた。 オンライン診療事業を展開する「ネクイノ」(大阪市)が企画。同社は大阪・心斎橋で、医療相談を無料で受け付ける若者向け施設「スマルナステーション」を運営しており、助産師らが妊娠や生理などの相談に応じ、医療機関につないでいる。 講師の神保ゆうこさんは神戸大医学部保健学科を卒業後、産婦人科などで勤務。現在は助産師と看護師の資格を生かし、同施設に勤めている。講座は多様な事情や悩みを抱える在院者に、性教育を通じて「相手を思いやる気持ち」に気付いてもらおうと企画した。 「からだとこころの健康」と題し、神保さんは「自分の体を
兵庫県尼崎市にある尼崎えびす神社で来月、ゲイカップルの神前結婚式が開かれる。古くから男女の結婚を前提としてきた神道。複数の神社関係者によると、同性同士の挙式については古事記の神話など「信仰上の理由」を背景に断るケースが大半を占めているが、「伝統は変容するもの」と受け入れる神社も出てきている。 LGBTQなど性的マイノリティーへの対応を巡っては、2022年6月、神社本庁を母体とする政治団体・神道政治連盟(神政連)が差別的な内容の文書を自民党員に配っていたことが問題化。神道としても向き合い方が問われている。 神社関係者によると、同性の神前結婚式を受け入れる神社はごく少数に限られているという。 神社本庁に取材を申し込むと、期日までに回答はなかった。県内外の約10神社に可否を聞くと、大半が「受け入れていない」と答えた。 一方で「今後どうするかは、神社界全体の問題」とする神職もおり、東京都の明治神宮
5月に入り、在日ミャンマー人を支援する市民団体「ミャンマー関西」(神戸市長田区)にミャンマー人留学生から生活苦の相談が相次いでいる。新型コロナウイルス禍の水際対策が緩和されて以降、留学生が急増しているが、まだ日本語ができないためアルバイトに就けず、困窮に陥るケースが目立つ。2021年のクーデター後の混乱が続く現地は出国ラッシュになっているといい、同団体は留学生への緊急支援活動を始めた。(高田康夫) 「食べる物がない」 5月13日、ミャンマー関西の事務所で留学生4人が窮状を訴えた。18~25歳の男性1人と女性3人で、4月上旬に来日。同団体の猶原信男代表(71)によると、同様の相談は「5月だけで計8人」に上るという。 4人はミャンマー南部出身。21年2月のクーデター後、民主派勢力と国軍の戦闘により近隣でも民家が燃えるなどしたという。電力供給がほぼなくなり、2日間全く電気が使えない時もあった。「
兵庫県教育委員会は28日、姫路市内の県立高校の卒業式で、3年の男子生徒(18)を、髪形の校則違反を理由に他の卒業生と違う場所で出席させる事案があったと明らかにした。当日は男子生徒のルーツである海外由来の髪形だったという話もあり、県教委の担当者は「適切な対応ではなかった」と話している。 県教委によると、男子生徒は先月27日の式当日、編み込みの髪形「コーンロウ」で登校した。学校側は、他の卒業生と離れた体育館の2階席に着くよう求めた。名前を呼ばれても「他の生徒が振り向くから」という理由で返事をしないように指導し、生徒は式の途中で両親と会場を出た。 同校の校則は、頭髪を「高校生らしい清潔なもの」と規定し、男子は「目、耳、襟にかからない長さ」としている。県教委によると、学校側は卒業式前の登校日に男子生徒に対して、髪が耳にかかっているとして散髪するよう指導し、生徒側も「切ってきます」と答えていたという
兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)は7日、園内で飼育していた国内最高齢の個体(雄、37歳)が4日未明、老衰のために死んだと発表した。1985年に旧ソ連のハバロフスクから最初に譲り受けた6羽のうち最後に残った1羽だった。人間に換算すると100歳を超えていたという。 この雄は6羽の中にいた雌と89年にペアとなり、県内の飼育施設で初の繁殖に成功した。以来、2010年まで21年連続で繁殖。飼育の個体としては国内最多の61羽のひなを残し、自然界に放した子孫がさらに繁殖を広げるなど「コウノトリ野生復帰プロジェクトの最大の功労者」とされた。 昨年2月、加齢から右脚の指が後ろ向きに曲がって立てなくなりギプスを装着。同3月から神戸医療福祉専門学校三田校(三田市)の協力で開発した装具を着けてリハビリを続け、歩けるまでに回復した。だが昨年末、共に国内最高齢だったペアの雌を老衰で亡くした後、脚の状態が悪化した。
兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)は7日、最多の32羽のひなを巣立たせた雌(21歳)が、JR城崎温泉-玄武洞駅間の線路上で普通列車にひかれて死んだと発表した。 この雌は、2005年の初放鳥時に放たれた5羽のうちの1羽で、豊岡市立ハチゴロウの戸島湿地(同市城崎町今津)内の人工巣塔で08年から15年連続で繁殖。これまでに巣立たせたひなは32羽で、それぞれがさらに繁殖して4世代まで続いており、「最大勢力」を築いてきた個体という。 同公園によると、事故は同日午前7時45分ごろに発生。当時、線路上にこの雌と別の1羽がおり、列車が警笛を鳴らして減速したが、雌が逃げ遅れた。線路脇に餌場になる休耕田があり、コウノトリがよく飛来する場所という。 列車によるコウノトリのれき死は、18年に徳島県内で推定されるケースがあったが、兵庫県内では初めて。
シートベルト不着用の危険性を調べる検証実験。シートベルトをしない人形(手前)は大きく前方に跳ねた=JAF提供 生死を分けたのはシートベルト着用の有無だった-。昨年、神戸地裁であった過失運転致死事件の裁判。法廷に立つ女性(76)に執行猶予付き判決が言い渡された。神戸市内で夫と飲食店を営む女性は、常連客の送迎中に自損事故を起こし、後部座席の80代夫婦が命を落とした。運転は店から数分の距離。「これぐらいの距離なら」と未着用を気に留めなかった。「私が犠牲になっていればよかった」と女性は今も自身を責め続けている。 ■ブレーキを踏み間違え 判決によると、事故は2021年7月の夕方に起きた。女性は夫婦宅に迎えに行き、乗用車で店に向かう途中だった。 車は下り坂を時速約20キロで進んでいた。目の前には丁字路交差点。減速しようとペダルに足をかけたが、誤ってアクセルを踏み込んだ。車は加速し、勢いよく坂を下ってい
民家で発見されたのはパソコンやプリンター、そして約120枚にも上る外国人の偽造身分証だった-。日本で暮らす外国人に交付される「在留カード」を偽造する「工場」が近年、国内で相次いで摘発されている。日本に滞在できる資格や就労の可否などを示す「在留カード」の制度開始から10年余り。偽造技術は巧妙化してコストも低下し、入手が容易になっているという。 ■押収パソコンに2万人の顧客データ 昨年9月、千葉県旭市の田園地帯にある古い民家に、兵庫県警や警視庁などの捜査員が入った。見つかった偽造品の在留カードの国籍はベトナムやインドネシア、中国など。押収品のパソコンには約2万人分もの顧客データが記録されていた。 県警などの合同捜査本部は中国人や日本人ら6人を、偽造在留カードを製造、提供した疑いで逮捕した。偽造身分証の製造拠点としては過去最大規模とされ、県警などはグループが最大で1億4千万円を売り上げたとみてい
初当選を確実にし、稲村和美市長(左)から花束を受け取る松本真氏=20日夜、尼崎市七松町3(撮影・斎藤雅志) 大阪の隣でも維新は勝てなかった。20日投開票の兵庫県尼崎市長選は、現職後継の無所属新人で前市教育長の松本真氏(43)が、日本維新の会新人、大原隼人氏(44)との一騎打ちを制した。兵庫初の公認首長を目指し、5度目の挑戦となった維新。「勢力拡大の分かれ目」だとみて総力戦を展開したものの、今年3月の西宮市長選と同じく「非維新」の包囲網を崩せなかった。来春の統一地方選に向け、戦略の見直しを迫られる可能性もある。 「一人一人の輪が広がり、大きなうねりになった。勝因は市民の皆さんの尼崎への思い」。当選確実の報にわく事務所で、松本氏は感極まった表情で語った。 尼崎市では2代20年にわたり、政党の支援を受けない「市民派」の市長が務めてきた。そんな中で、現職の稲村和美市長(50)が文部科学省の官僚だっ
ある日、記者のスマートフォンに、法律事務所からショートメッセージ(SMS)が届いた。「受任通知を送付しました。至急、開封のうえ、ご対応をお願いします」。身に覚えはなく、詐欺の類いだと思って無視していると、8月には毎日届くようになった。調べると、法律事務所は東京に実在している。放置すべきか、反応すべきか。そしてついに、事務所から電話がかかってきた-。 ■携帯に「受任通知を送付した」 メッセージが最初に届いたのは6月23日。宛先は記さず、最後に「弁護士法人○○○○法律事務所」と記されていた。スマホは会社名義で、仕事以外に使わない。自宅にも会社にも「受任通知」は届いていない。 「折り返して連絡を取ると、だまされたり、個人情報を取られたりするのではないか」。そう思い、無視を決め込んだ。2日後にも、支払い期限が6月27日だというメッセージが送られてきた。 その後は何もなかったが、8月19日に再び1通
「かんなみ新地」と呼ばれた兵庫県尼崎市神田南通3の風俗街が昨年11月に同市と兵庫県警から警告を出されて一斉閉店したのを受け、同市は一帯の土地建物を取得して更地にした上で、売却する方針を明らかにした。過去には警察の摘発後しばらくして営業を再開することが繰り返されており、周辺住民から根本的な対策を求める声が上がっていた。 市によると、かんなみ新地は敷地約680平方メートルで、実質2棟の長屋に37戸が連なる。戦後から約70年にわたって自由恋愛を名目に違法な風俗営業を続けてきたが、昨年11月に尼崎市長と尼崎南署長が連名で風営法に基づく警告を出して一斉閉店した。 現在は8店舗がバーやそば店などの飲食店として営業しているが、廃業から半年が過ぎても空き店舗が大半を占め、防犯や治安面の懸念も浮上していた。 登記簿上の地権者は25人に上るが、通路など共有部分の権利関係は複雑になっている。このため、市は6月か
3回目のワクチン接種に向かう高齢者。感染拡大を止めることができるか=神戸市兵庫区、ノエビアスタジアム神戸 新型コロナウイルスの感染第6波の中心は30代以下だったが、時間がたつにつれて高齢者にも感染が広がりつつある。兵庫県内では1月以降、70代以上の感染者が既に3千人を超え、感染者全年代に占める割合も増加傾向だ。オミクロン株は従来に比べて重症化しにくいと言われるが、軽症でも介護サービスが受けられず、生活もままならない高齢者が出始めている。 神戸市内の80代男性は認知症があり、独り暮らし。ケアマネジャーが付き添って受診したクリニックで1月21日、感染が分かった。 症状は微熱とのどの痛み程度だが、男性は毎日、送迎によるデイサービスを利用し、そこで食事や入浴を済ませていた。医師は「コロナの症状は軽いが、介護サービスが受けられなくなると生活が成り立たない」と判断。「要入院」として保健所に報告した。
自らの力を恃(たの)み、強く生きる。先の見えないパンデミックの経験は私たちの意識を知らず知らずのうちに変えつつある。変容する社会にあって既成の価値観にとらわれない生き方を追い求め、働き方もまた企業や地域の枠をやすやすと飛び越える。私らしく生き生きと、もっと自由に-。兵庫でそんな胎動がある。 神姫バス(兵庫県姫路市)の入社7年目、松原安理佐(ありさ)さん(28)は昨年5月、自身が代表取締役を務める株式会社「リバース」を立ち上げた。会社を辞めず、外部からの資金調達などで起業する「出向起業」でのチャレンジだ。 事業のアイデアは斬新だ。引退した路線バスを移動式サウナに改造し、今年2月以降、アウトドア施設などに貸し出す。サウナバス、略して「サバス」。車内後部をサウナ室にしつらえた。「面白い組み合わせと思って」 バスには本場フィンランドから直輸入のまきストーブを置き、座席やつり革は路線バスの雰囲気その
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