干ばつに見舞われているソマリア南西部バイドアの国内避難民キャンプで(2022年2月13日撮影)。(c)YASUYOSHI CHIBA / AFP 【3月5日 AFP】エチオピア南部からケニア北部、そしてソマリアをまたぐ広大な大地──いわゆる「アフリカの角(Horn of Africa)」と呼ばれる地域が深刻な干ばつに見舞われ、約1300万人が飢餓に直面している。 主に農業や牧畜で生計を立てているこの一帯では、2020年末以降の雨期が3期連続で少雨だった。さらに2019年から昨年はバッタの襲来で、作物に甚大な被害が及んだ。 「アフリカの角の人口は世界人口のわずか4%ですが、食料不安を抱える割合では20%を占めます」と世界食糧計画(WFP)東アフリカ地域事務所のマイケル・ダンフォード(Michael Dunford)代表は言う。 WFPによると、エチオピアでは南部と南東部で570万人が食糧支援