東京大学は学内の教育用計算システムを刷新し、新しいiMacを計1341台導入した。その理由とは。 2004年から4期連続でMacを採用している東大だが、Macを使い続ける理由はなんだろうか。 「昔からですが、学生や教員の需要に対して1種類のOSでは足りません。Windowsが動くことと、UNIXが動くという需要に対して現在最適なのがMacとWindowsのデュアルブートということです。」と語るのは、東京大学情報基盤センター 情報メディア教育研究部門の柴山悦哉教授だ。 ―― Macの優れているところはどのようなところでしょうか。 柴山氏 集中管理のソリューションとしては、現在はWindowsでも同様のことができるものはあると思います。 それでもMacが良いというのは、1つはユーザーにroot権限を与えなくても多くのアプリが動くということ。Windowsの場合だとインストーラーが必要なことがあ