Web3・0に乗り遅れるな デジタルの世界は今、GAFAM(グーグル、アップル、フェイスブック=現メタ社、アマゾン、マイクロソフト)をはじめとする米大手プラットフォーマーによる中央集権的なWeb2・0の時代から、非代替性トークン(NFT)や暗号資産などブロックチェーン(分散型台帳)技術を活用して個々のユーザーが直接つながるWeb3・0の時代に移行しつつある。ここで乗り遅れると日本の今後の成長はない。 デジタルは本来、日本にとって成長力と競争力の源泉になるはずだった。しかし政府はこれまで、国民が紙中心ではんこ必須のアナログな状況に慣れてしまっていることに「あぐら」をかき、デジタルを有効活用してこなかった。このことが世界競争力ランキングが30年間で1位から31位(2021年、国際経営開発研究所の「世界競争力年鑑」)に後退した要因の一つだ。 普通の役所では意味がない 21年9月に発足したデジタル
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