これまで2回にわたってWebアプリケーションにおける入力値検証とセキュリティ対策の関係を説明してきた。入力値検証はセキュリティ上の根本的対策ではないが,保険的な対策として効果が期待でき,特に制御コードや不正な文字エンコーディングによる攻撃対策には有効であることを説明した。 今回は,Webアプリケーション開発によく使われる4種類の言語(Perl,PHP,Java,ASP.NET)に関して,入力時処理の具体例を示す。ここで取り上げる「入力時処理」とは以下の内容を含んでいる。 文字エンコーディングの検証文字エンコーディングの変換入力値検証 Perlによる実装の方針 Perl言語はバージョン5.8から内部文字エンコーディングとしてUTF-8をサポートし,文字単位での日本語処理が可能だ。文字エンコーディング処理にはEncodeモジュールを使用する。入力値検証には正規表現を用いるのが便利だ。 ■文字エ
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