『気まぐれコンセプト』『東京いい店やれる店』などでおなじみのクリエーター集団、ホイチョイ・プロダクションズが、電通マンたちから教わった気くばりのノウハウをまとめた『電通マン36人に教わった36通りの「鬼」気くばり』。その中から、7つの「鬼」気くばりを厳選公開! ビジネスで最も重要な概念は、「貸し借り」である。決定権のある人間に対し「貸し」を貯めておけば、ここぞという時に預金を引き出し、無理なお願いを通すことができる。打ち合わせ中、得意先がメモをとろうとしてペンを忘れてきたことに気づいたら、すばやく安物のボールペンを2本取り出し、「2本ありますから1本どうぞ」と言って差し上げてしまおう。 2本持っていれば1本差し上げても不自然ではないし、安物なら相手も受け取りやすい。それでいてペン1本でも貸しは貸し。使うたびに自分を思い出してもらえる。安くて効率的な「貸し」である。 葬儀用に、白黒の名刺を用