日経新聞月曜日の恒例、「法務インサイド」で、 「受かっても職がない?」 というセンセーショナルなタイトルの下、司法試験合格者「3000人」問題が取り上げられている*1。 ここに来て、地域の弁護士会で「3,000人合格反対決議」なるものが出てきた、というニュースもあるところで、タイムリーな話題には違いないのだが、多少切り口は変わっても結局は、 合格者が3,000人に増えた。 ↓ 既存の法律事務所だけでは供給される弁護士の「卵」を吸収できず、司法修習を修了しても就職できない人がたくさん出てくる。 ↓ 「企業よ採用ガンガレ、何とか受け皿になってくれ」(・・・苦笑) という形で落ち着くこの種の記事には、正直言ってもううんざり、というのが、筆者の本音である。 過去のエントリーでも述べてきたとおり*2、筆者自身は、「弁護士の就職難」なんていうのは、実務のニーズを把握していない頭の固い人々が生み出したた