わかばやし・まさやす 1978年生まれ。2000年デビュー。春日俊彰さんとのコンビ「オードリー」でツッコミ、ネタ作りを担当。2008年の「M-1グランプリ」で人気が爆発、以降テレビ・ラジオで多くのレギュラー番組を抱える。著書に、『オードリーの悪いようにはしませんよ』、『オードリーのオールナイトニッポン一年史』など。 文芸誌『ダ・ヴィンチ』でエッセーを連載、『自分の中に毒を持て』(岡本太郎)の推薦文や『オレンジ・アンド・タール』(藤沢周)の解説も手がける人気お笑い芸人、オードリー・若林正恭さん。今やテレビで見ない日はないと言えるほどの大活躍ですが、不遇の時代も長く、つらいときは本に救われたこともあったそうです。そんな若林さんの人生・考え方に大きく影響を与えた本についてお聞きしました。 村上龍のコラムに衝撃 ――本を読むようになったキッカケは? 1996年に起きたペルーの日本大使公邸占拠事件に