誰もいない家が怖くてバーに通う日々 「孤独」に悩む人は多いようだ。どれだけネットが普及し、SNSが隆盛になっても、リアルでの温かい人間関係は必須なのかもしれない。しかし、「孤独」とは各人が自力で乗り越えるべきものだと思う。 僕が味わった人生最大の孤独と、それを乗り越えた方法について話してみたい。 1999年、27歳で結婚した僕は、2年後の29歳で離婚している。 離婚直後の寂しさといったらなかった。妻と子どもが出ていった後の、1人で住むには大きすぎる殺風景な一軒家。寂しさを紛らわしたくて、友達を呼んで騒いだり、知り合ったばかりの女性を連れ込んでセックスしたりしてみたこともある。でも、彼らがそれぞれの居場所に帰ると、僕はすぐ孤独に襲われた。そうなると家に帰るのが怖くなってくる。酔いつぶれるまでバーを飲み歩く日々が続いた。 僕は、こんなにも孤独に弱かったのか 素面で帰宅しても、家には誰もいない。