競売大手サザビーズがロンドンで行った競売で、現代ドイツを代表する画家、ゲルハルト・リヒター氏(80)の抽象画が約2132万ポンド(約26億9千万円)で落札された。生存する画家の作品としては史上最高額。サザビーズが14日までに発表した。 この絵は「アプストラクテス・ビルト(809-4)」とのタイトルで、赤、黒、黄色などで描かれた油絵。1994年に制作された。美術品収集家でもある英ロックギタリスト、エリック・クラプトンさんが所蔵品から出品した。 競売は12日に行われ、予想額の約2倍の値が付いた。落札者は明らかにされていない。(共同)
――日本人は、めったなことでは美術を買いませんね? 日本で絵を買う人が少ない原因は、住宅が狭いせいだとも言われてきました。要するに家に壁がないという問題。壁はあるにはあるのですが、タンスや本棚で埋まってしまうから、絵を飾るスペースが残っていないという説明でした。 ――その説明は、原因として本当なのですか? たぶん迷信です。絵を買わない理由は、単純に絵がわからないからだと考えるべきでしょう。その根拠のひとつは、日本の画廊が扱っている絵のほとんどが小品で、しかも号数ひとけた台のミニ作品に力を入れている点です。狭い家への対応は画廊がもうやっています。F3号以下はA4版の雑誌よりも面積が小さいので、買わない原因は展示スペースではないでしょう。 ――要するに、無教養だということですか? まあ、そこには裏があります。例えば、美術をわかるような人は何かおかしいという、ばくぜんとした空気が日本にあるでしょ
「アホですよ、アホ。何も考えていない」。アーティストの村上隆氏は、カタールの首都ドーハで開催する個展の会場で2012年2月7日(日本時間)、国内の現代美術をとりまく状況に「アホばかり」と苦言を呈するとともに、20代~30代の若者、特に「ネットでギャーギャー言う」人々を批判した。 村上氏の個展「Murakami - Ego」は、中東の国カタールで今月9日(現地時間)から開催される。全長が100mあるという作品「五百羅漢図」などが展示される。2月7日のニコニコ生放送「ニコ論壇SP」では、カタールから村上氏の声を届けた。 番組で村上氏は、日本で不景気にも関わらず美術大学が増えていると述べ、「アホな学生をアホに見せないよう、親から(金を)だまし取る商法」と批判。「大学から学ぶことを社会に還元するということもなく、アホばっかり生まれている」と持論を展開した。 また、日本人には世界的に活躍する人やモノ
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