九州豪雨で被災した熊本県の関係者らをオンラインで見舞われる天皇、皇后両陛下=東京都港区の赤坂御所で2021年1月27日(宮内庁提供) 天皇、皇后両陛下は27日、2020年7月の九州豪雨で甚大な被害が出た熊本県の4市町村と住まいの赤坂御所(東京都港区)をオンラインで結び、被災者を見舞われた。宮内庁によると、両陛下は現地訪問を希望してきたが、新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、被災地見舞いとして初めてオンラインを活用した。 両陛下はマスクを着け、人吉市、八代市、芦北町、球磨村の各役所に集まった被災者や救助活動にあたった関係者ら計10人と順々にモニター越しに懇談した。人吉市と結んだ際には、経営する酒店兼自宅が浸水し、コロナによる時短要請の影響も受ける塚本哲也さん(57)に対し、天皇陛下が「これからいろいろ大変と思いますが、くれぐれもお体に気をつけて」と励まし、皇后雅子さまも「ご苦労が多くていら