最近、詩の発表が続いている。 しかし、ネタ切れしたわけではないのご安心を。むしろ、書きたいことは、いっぱいあって、頭の中で整理するのに困っている。 現時点では、ありがたくも、詩の発表のリクエストが思いの外多くあって、それならば拙作を書かせていただこうという気持ちで、そちらを優先している。 ところで、ぼくの詩には、父がよく登場する。零戦のパイロットとして、密林のジャングル・スナイパーとして、一杯飲み屋の酒臭い赤ら顔のおやじとして、競馬に自分の人生を重ね合わせる人生敗北寸前の男として・・・・・・・。とにかく、よくでてくる。 以前にも書いたが、父とは、この世では26年間の付き合いだった。 それが長いか短いかは分からないが、父の生き様は、実に多くの創作のタネを残してくれた。 毎日、酔っ払って帰ってくる。給料を落として帰ってくる。職を転々と変えていく。 それでも、愛すべき父だった。散髪代をごまかして