アルジェリア南部のサハラ砂漠(2003年5月撮影)。(c)AFP PHOTO / HOCINE ZAOURAR 【9月21日 AFP】サハラ砂漠(Sahara Desert)に大規模な風力・太陽光発電所を設置することで、地球温暖化を遅らせるばかりか、乾燥した同地の降雨量増加にもわずかながら寄与する可能性があるとする研究論文が6日、米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。 この研究はコンピューターモデリングを使用し、サハラ砂漠の20%をソーラーパネルで覆い、風力タービンを300万基を設置した場合の影響についてシミュレートした。 面積900万平方キロメートル以上規模の風力・太陽光発電所を設置すれば、世界全体の電力需要を賄うことができるという。 どのような変更を加えるにしろ、発電所周辺で成長する植物が増加するため、風力・太陽光発電所設置によって生じるサハラ砂漠の気候の変化はどれもプラス