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  • 丸谷才一『後鳥羽院 第二版』を読んで - mmpoloの日記

    丸谷才一『後鳥羽院 第二版』(ちくま学芸文庫)を読む。1973年に筑摩書房から「日詩人選」の1冊として『後鳥羽院』が出され、それに3篇を付け加えて『後鳥羽院 第二版』が刊行され、今年文庫版が刊行された。評価の高い後鳥羽院論である。 後鳥羽院は『新古今集』を勅撰した帝王であり天才歌人であった。同時代のもう一人の天才歌人定家とは主従であり才能を高く評価する者同士でもあったが、のちに訣別する。後鳥羽院は鎌倉幕府に対し承久の乱を起こして敗れ、隠岐に流されてその地で没する。丸谷は後鳥羽院の伝記を記すではなく、院の歌をていねいにていねいに読み解いていく。 後鳥羽院の歌は歌どりという技法が重要になっている。また縁語、掛詞を多用して複雑で重層的な構造を作っている。この、もう素人には分かりにくくなった新古今の世界を、丸谷はていねいに分析してくれる。 けふまでは雪ふる年の空ながら夕暮方はうち霞みつつ 『後

    丸谷才一『後鳥羽院 第二版』を読んで - mmpoloの日記
    udongerge
    udongerge 2015/11/28
    へえー。そうすると日本史とは応仁の乱以前と以降に分けられるのだね。
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