(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスは26日、西側諸国がガザ地区で行っている人道支援物資の空中投下について、「攻撃的、誤り、不適切、役に立たない」として中止を求めた。 ガザ北部の沿岸部では25日、上空から海上に投下された支援物資を泳いで取りに行こうとした住民少なくとも12人が溺死(できし)した。 支援物資の空中投下についてハマスは当初から、「支援物資を届ける最善の方法ではない」として批判的だった。26日にはもっと実質的な支援物資の搬入を増やすため、さらなる陸路の検問所を「即刻」開放するよう求めた。 イスラエルは同国が支援物資のガザ搬入を制限しているとする主張に対し、物資の搬入を「支援、奨励、推進している」と反論していた。一方、国連は、ガザ地区が飢餓寸前の状態にあると繰り返し警告し、各国がイスラエルに圧力をかけて物資の搬入制限を緩めさせる必要があると訴えている。