最初にお詫びしなければならないことがあります。 件の試験を受けられた皆様。 私の未来を見通す目の無さゆえに、入試に使われる可能性を全く想像せず、あなたたちのお気持ちを想像することなく、文中で「浪人の荻原新三郎」と連呼してしまいました。深くお詫び申し上げますとともに、次に入試利用される文章執筆の際はいっそうの注意をお約束いたします。 これは、ほぼ独学で書いた論文が、知らん間に大学入試で使われた素人のおじさんの話であります。 ちょっと珍しい経験だったので、今後同様の経験をする、あるいはしたい人のためにもメモを共有しておこうと思います。 そして、ろくに実績もない、よくわからん立場の人間である私の文章を発見した出題者さんのアンテナと、じゃあこれでいこうと決断した同志社大学さんの器のデカさに敬意と感謝を表します。 入試問題に使われたということは、大学教員から見ても文章的に問題がなく、受験生に読ませて