幸福とは何か?この本では、主に、幸福感と消費の関係を探っています。その上で、消費を超えた何が、幸福感をもたらすのかを検証しようとしています。 バブル崩壊後、失われた20年の中で、日本人にとって、幸福とは何か?20年で変化した幸福感を知る上で、参考になった箇所が15ほどありました。「本の一部」ですが、紹介したいと思います。 ・「このような商品を買うと幸福になる」という「物語」が存在し、その物語の中に生き、その物語に求められる商品を手に入れていく過程で、幸福を実感する ・戦後から1980年頃までは、豊かな家族生活をつくるという「家族消費の時代」であった。豊かな家族に必要なモノを揃えていくこと=幸福という物語 ・1980年代以降、「商品の消費=幸福」の時代の第二段階、「ブランド消費の時代」に入っていく。ブランドというのは、幸福の物語を「保証」する ・幸福と時間の関係では、好きなことをできるタイミ