第148回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、直木賞に朝井リョウ(あさい・りょう)さん(23)の「何者」(新潮社)が選ばれた。社会人1年目の勤務先から受賞会見に駆けつけ、平成生まれ初、戦後最年少での受賞の喜びを語った記者会見の一問一答は、以下の通り。 芥川賞受賞の一問一答はこちらから【黒田夏子さん】 直木賞受賞の一問一答はこちらから【安部龍太郎さん】 ――今のお気持ちを一言。 初めまして。朝井リョウと申します。自分はデビューしたときから一瞬で忘れられてしまう存在になるんじゃないかなと、常に不安に思っていました。このように148回も続いている賞に名前をのっけていただけることになって、これから先、少しでも小説を書くということにしがみついていけるのかなと思っています。 ――受賞作は就活がテーマですが、就活とこの受賞会見とどちらが緊張しています