蜂蜜からネオニコチノイド系農薬 ハチに悪影響懸念 2013年08月18日(最終更新 2013年08月18日 19時20分) 水田近くの植物の葉の上で水を飲むミツバチ(愛媛大の河野公栄教授提供) 日本など各国で広く使われ、ミツバチ減少との関連が指摘されているネオニコチノイド系農薬の一部が市販の国産蜂蜜中に残留していることが、河野公栄愛媛大農学部教授らの研究チームの分析で18日、明らかになった。 人は蜂蜜を食べる量が少ないため健康に問題がない濃度とみられるが、ミツバチへの悪影響が否定できないレベルという。河野教授は「ミツバチが長期間にわたって蜂蜜を摂取した場合の影響について、詳細な検討が必要だ」と指摘している。 研究チームは市販13種の蜂蜜で、ニテンピラムやアセタミプリドなど7種のネオニコチノイド系農薬の濃度を調査。