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ブックマーク / as2.c.u-tokyo.ac.jp/~shmz (1)

  • 混合状態の純粋状態への分解の非一意性

    先週は、基研研究会「場の量子論の基礎的諸問題と応用」に出席した。出席者のほとんどが、素粒子論の研究者、または素粒子論がご専門で凝縮系(量子ホール効果など)も研究されている研究者、という方々だったので、僕は異色の出席者だった。世話人の方から、「素粒子の研究者が物性の研究会に出ることはあるけど、逆はほとんどない。どうすればそれを増やせるのだろう?」と相談された。そう言われてみれば、最近の凝縮系物理には、素粒子論からいろいろな概念を輸入してくることが盛んな分野があるのに、その成果をもとにして素粒子分野に逆上陸するような人がほとんどいないというのは不思議なことである。しかし、僕にはその理由はわからないので、残念ながら名案は出せなかった。 それはともかく、僕は、有限サイズのマクロ系における異常な量子状態の環境や測定に対する不安定性、の話をした。質問はたくさん出たが、質問された方と僕との間で、なかなか

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