サイトのTOP→理系インデックス 複素関数論のTOP→複素関数論インデックス 論理構造をまとめておく。 定理28 ( 複素関数におけるテイラー展開 ) f(z) は領域 D 内で正則であるとする。D内部の点 a について、円 C :|z-a|= R をとり、C は D の内部に含まれるものとする。このとき、C の内部において、f(z)は のように展開される。これを f(z)の点 a を中心とする 『 テイラー展開 』 という。 証明 z 0 を C 内部の任意の点とする。 すると、|z 0-a|<|z-a|であるから、 (*) と 複素数のべき級数、収束半径 の定理27より、 コーシーの積分公式 の定理21より、 ( 上の計算では、定理21を2度用いている。また、項別積分を用いている。) 最初に仮定したように、z 0 は C 内部の任意の点である。この定理では、f(z)を C 内部に限定し