会議前には地元住民4人と面談し、「河川改修で真に水害に強い町に変えることが行政の責任」と理解を求めた。住民側はダム継続を求めて譲らず、平行線に終わった。 面談では、「槙尾川ダム対策委員会」の坂口陸夫委員長が「(中止は)残念でならない。必ずダムをやってもらえると信じている」と訴え、深々と頭を下げた。ほかの住民らも「河川改修では時間がかかり過ぎる」「住民の生命をどう考えているのか」と詰め寄った。 橋下知事は「私の判断で傷ついたことにおわびする」と謝罪したが、ダム建設については「ダムという大きなコンクリートの壁を造るのは、地域にとってマイナスだ」と河川改修による治水を強調した。