【上海=角谷志保美】中国の高速鉄道事故に関連して香港紙「蘋果日報」などは6日、上海紙「青年報」の副編集長が更迭されたと伝えた。 新華社通信の記事だけ掲載するよう求めた共産党中央宣伝部の指示に背き、7月29日の1面で、事故の犠牲者に哀悼の意を示す紙面作りをしたためという。 高速鉄道事故の報道を巡っては7月末、鉄道省を批判した中国国営中央テレビの報道番組制作者、王青雷氏も停職処分を受けたと伝えられている。
印刷 関連トピックスブログ 国際ジャーナリスト連盟(IFJ)によると、7月に中国浙江省・温州で起きた高速鉄道事故で、番組で鉄道省を批判した中国国営中央テレビのプロデューサーが停職処分を受けた。今回の事故では国内メディアも当局批判を展開したが、こうした措置は現場の記者らへの大きな圧力となりそうだ。 処分を受けたのは同局のニュース番組「24時間」を担当する王青雷氏で、事故発生から3日後の26日の放送で、キャスターが「人の安全が確保されていないような速度を我々は求めているのか。人の魂を置き去りにしたスピードアップなどいらない」と述べた。 王氏は翌日、自身の簡易ブログで「権力に屈しない記者がいれば、国の魂は失われない」と書き込んだ。 関連記事中国鉄道事故、温家宝首相現地入り 批判高まりに危機感(7/28)
申し訳ございません。ページの読み込みに失敗しました。 通信状況によってはこのページが表示されることがありますので、その場合はリロードをお願いします。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く