アニメ「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」がおもしろい。高校時代に特殊で偏った青春を歩んだ人間ならば、「あ〜こんなんあったあった」と思わず唸ってしまう根暗者特有の高校生活あるあるを散りばめた自虐的なネタの数々。 共感度の高いネタの数々に、思わず作者である谷川ニコ先生やアニメの製作スタッフさんに妙なシンパシーを感じてしまう程だ。中でも「友達が少ない故に、教科書を忘れた時に他のクラスの人に借りることができず、かといって隣の人に『教科書を一緒に見せて』の一言を言う勇気もなく、授業中に孤立」「学園祭の準備の時に、クラスメイトに馴染めず教室を抜け出すも、行くアテもなくとりあえず実行委員の単純作業をお手伝い」辺りは、日陰者の高校生活を送った者ならば鉄板の"あるあるネタ"だろう。テレビを観ながら思わず「あ〜…俺もそんなんやったなぁ…」と溜息を漏らすこともしばしば。 …まぁ、それでも「ワタモテ」