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ブックマーク / www.hananoe.jp (3)

  • ももいろクローバーZ 分析するほどに加速する錯乱 - 花の絵

    だいぶ前の話にはなるが、2010年の5月30日に放送された音楽番組『MUSIC JAPAN』は、女性アイドルグループ特集であった。独特なコンセプトを打ち出しているグループが多く、「女性アイドルシーンは面白いことになっているのだな」と感心しつつ、僕はのんびりと過ごしていた。しかし......彼女たちが現れた瞬間に「すげえ!」と、一気に背筋が伸びたのだ。「彼女たち」とは、他でもないももいろクローバー。受けた衝撃は、斬新なエンタテインメントに出会った時に感じる純粋な感動だった。 自己紹介のラップからスタートし、虎視眈々と、しかし生き急ぐかのようなスピード感で駆け抜ける歌メロへ突入。サビでは明るくキャピキャピしたメロディが大爆発! 性質の異なる音楽を強引に繋ぎ合わせたようなプログレッシヴなサウンド、そしてパフォーマンスが抜群に刺激的だった。何処かのネジが外れてしまったかのような異様なテンションを積

    ugumi
    ugumi 2011/12/27
  • 2007年〜2011年のモーニング娘。 後になって評価される前に [続き] - 花の絵

    高橋愛率いるモーニング娘。が著しい成長を遂げたのは、それだけ場数を踏んできたからだろう。観客の反応がダイレクトに返ってくる空間で、メンバー同士なれ合うことなく何年も真剣勝負をしていれば、おのずから集中力もつき、見せ方も聴かせ方もグレードアップする。 とはいえ、やはり実際に観ないことには確信が持てないので、コンサートへ行ってみることにした。メンバーの卒業を控えていたため、やや場内の空気が湿っぽく、ただの新参者である私まで雰囲気にのまれそうになったが、パフォーマンス面でのぬかりは一切見られなかった。ちゃんとした訓練を積んだ、実力のあるグループだということがよく分かった。ダンスの見せ方のうまさは言うに及ばず、メンバーの歌声に驚くほど伸びがあり、音源より良い出来を示している場面もあった。(人によって最も重要な部分とみなされる)MCについては、良し悪しの基準はそれぞれあるだろうが、道重さゆみが時折挿

  • 2007年〜2011年のモーニング娘。 後になって評価される前に - 花の絵

    モーニング娘。ブームとはいつ頃のことを指すのか。そうきかれた時、多くの人が思い浮かべるのは「LOVEマシーン」以降の数年間だろう。そのブームがいつ過ぎたのかは、何事につけ前倒しで「終わった」と書きたがるマスコミの傾向もあるので分からないが、ここ数年のことではないはず。おそらくもっと前である。そして、現在のモーニング娘。はというと、魅力的な個性と豊かな才能に恵まれたメンバーを擁しながらも、「ブームは終わった」という前提で見られ、質的な部分に対する評価はハナから度外視されている。アイドルにとってこの前提ほど重いハンデはない。 かくいう私はモーニング娘。に詳しいと言える立場にない。特別な思い入れがあるわけでもない。顔と名前が一致する程度の基情報は知っていたが、この6、7年間はほとんどチェックしておらず、誰が在籍しているのかもよく分かっていなかった。そういうスタンスで書くことだから、長年モーニ

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