マンション自治会が運営する「ブラウシア」のFacebookページ。住民同士の交流イベントの様子などを積極的に発信している 一般的に、分譲マンションは購入直後から価格の下落が始まるといわれる。将来的な売却や賃貸物件への転用を見越すなら、その下がり幅は最小限にとどめたいところだ。 SUUMO編集長の池本洋一氏によれば、「マンションを単なる住処ではなく資産ととらえる人が増えたことで、住民自らが価値をキープするための施策を打ち出すケースが増えている」という。それも、若い住民たちが積極的に関与する動きが目立つというのだ。 「興味深いのは住民同士で組織する自治会の中心に30~40代がすわり、仕事で培った知識やスキルを活かした取り組みを行っていること。これまで自治会のトップというと、時間に余裕のある60代の方が担うことが多かったのですが、最近は30代が立候補し、理事長に推挙されるケースが目立ちます。