忙しければ忙しいほど、自分の時間が空虚になっていく。 やらなければならないことを終えて、ほっと一息ついて座り込んでしまおうものなら、その腰は急激に重くなり、半開きになった口からは見えない魂が「あ゛ーーー」と抜けていって、白目になっちゃう感じ。 ハッと気づいたときにはもう時すでにおそし。 時間は過ぎたけれど、何も進んでいなくて、どこか別の次元にタイムワープしていたかのよう。 我に返って、布団に潜り込む。 たいてい、あわてて、後悔しながら、腹立たしく思いながら、のどれかの感情と共に。 ここのところ、毎日そんな感じ。 ただでさえ、なんでかよくわからないくらい忙しいのに、ここ2,3日、義母が体調不良で寝込んでいるせいもあって、輪をかけて忙しい。 普段義母がしてくれている、朝食の茶碗洗いや、タオル類の洗濯や、ゴミ出し、お風呂掃除など、一つ一つは地味で存在感が薄い家事なんだけれど、実は大事!というもの