2015年2月1日のブックマーク (1件)

  • 道重神格化の欺瞞(2)10年経っても新たな代表曲が生まれない問題

    鞘師里保は暁暗の中に消えていく道重さゆみとサンジェルマン伯爵を呆然と見送った。この森の中にひとりだけ取り残された自分は、まるで世界から完全に切り離されたかのようだった。 「あのサンジェルマン伯爵という悪魔はわたしの願いを聞き入れたはずなのに、いとも簡単に約束を破った。やはり悪魔だけに道重さゆみと同じ人種ということなんだね」 そして死体のように冷たくなり横臥していると、いつの間にか紅いドレスを着た金髪の少女が側に立っていた。 サンジェルマン伯爵が舞い戻ってきたのである。 「鞘師里保よ。おまえの願いは自分が男になって道重さゆみちゃんを犯して全世界に公開するということだったな。それをやってどうしようというのだ」 「わたしの青春のすべてを奪い取った道重さゆみへの復讐です」 「当にそうだろうか。実際は道重さゆみちゃんを抱いてみたいだけではないか。鞘師里保という無名アイドルは、今年で芸能界から人知れ

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    ukdata 2015/02/01