ホンダのプリンシパルエンジニアの中村氏が、高速(コーナー?)でのバランスが良かったとコメントしているが、実はメキシコGPのエルマノス・ロドリゲスサーキットには、高速コーナーはほとんどない。 1km以上の長いストレートがあり、高地で空気が薄くて空気抵抗が少ないから、360km/h近く最高速が出るので、高速サーキットの印象があるが、実際には低速コーナーが多く、常設サーキットではハンガリーの次に平均速度が遅い低速サーキットになる。 低速コースなので、レッドブルが速いだろうと思っていたら、やはり速かった。 高速コーナーがほとんどないので、中村氏の「高速でマシンバランスが良かった」のコメントが事実だとしても、マシンバランスが良くてタイムを稼げるコーナーは2つぐらいしかない。それではトータルラップは大して良くならない。 セクタータイムを見てみると、もっとも低速な区間のセクター2でマクラーレンは速く、当