ウィキリークス支援やソニーの個人情報大量流出事件で世界にその名をとどろかせた覆面ハッカー集団のアノニマスが、今度はSNSの雄フェイスブックへの攻撃を予告した。今やどの企業にとっても他人事ではないハッカー攻撃の“仕掛ける側”の理屈と組織の実態を、アノニマスの研究で知られるガブリエラ・コールマン ニューヨーク大学准教授に聞く。 (聞き手/ジャーナリスト 瀧口範子) ――アノニマスは昨年、米国務省の機密情報を公開したウィキリークスの後方支援に回り、ウィキリークスとの取引を停止した企業のホームページにDDoS攻撃(標的サイトに大量のデータを送信し機能を停止させる「分散型サービス拒否攻撃」)を仕掛けたが、あれはあくまでインターネット上の言論の自由を守るための政治的な活動という触れ込みだった。しかし、今年4月にはソニーのサーバーに侵入して、登録ユーザーの個人情報を大量に取得するという行動に出た。また、
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