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  • 【シネマパラダイス】こんな官僚がいたのかと驚き、背筋が伸びる 「島守の塔」

    第二次世界大戦で日唯一の地上戦となった沖縄戦で、土から赴任した2人の官僚が島民の命を守ろうと奮闘する姿を描く。語り部的存在に吉岡里帆、香川京子。監督は「地雷を踏んだらサヨウナラ」の五十嵐匠。22日公開。2時間10分。 米軍上陸がささやかれる沖縄に栃木県出身の荒井退造(村上淳)が警察部長、兵庫県出身の島田叡(萩原聖人)が県知事として赴任する。軍司令部の命に振り回され、葛藤し、県民の命を守ろうと奔走するが…。 【ホンネ】こんな官僚がいたのかと驚き、背筋が伸びる。ラスト、香川が醸す味、その姿だけでなぜか涙! どんどん命令や言い分を変える司令部に怒り心頭。「生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪禍の汚名を残すことなかれ」と繰り返し叫び、洗脳されていく姿も怖い。朝ドラ「ちむどんどん」にも色濃く染み出る沖縄の戦禍。作を合わせて見て、味わうべし。 ★★★☆(映画評論家・折田千鶴子)

    【シネマパラダイス】こんな官僚がいたのかと驚き、背筋が伸びる 「島守の塔」
  • 【勝負師たちの系譜】新将棋会館建設 過去には方針めぐって理事会が総退陣、クーデターに発展も(1/2ページ)

    将棋連盟は時代に合わせ、拠地である将棋会館を移してきた。 戦後間もない頃は、後楽園球場の中にあったと聞いたことがあるが、現在そのことを知っている人は誰もいない。 かろうじて現在の東京・千駄ヶ谷の前に、中野の照国道場(相撲部屋)の跡にあったことを知っている人は、何人かいるようだ。 千駄ヶ谷に移ったのが、昭和36年(1961年)。白亜の二階建て木造建築の会館で、私も四段の頃まではそこで指している。周りは連れ込み旅館だらけだったから、間違って入ってきたカップルもいたくらいである。 現在の5階建てのビルになったのが、昭和51年(1976年)。加藤治郎会長の下、関屋喜代作常務理事(八段)が「日船舶振興会」からの補助金をまとめたことから始まったが、建設の方針を巡って侃侃諤諤(かんかんがくがく)の論争となり、結局理事会が総退陣となる、クーデターに発展した。

    【勝負師たちの系譜】新将棋会館建設 過去には方針めぐって理事会が総退陣、クーデターに発展も(1/2ページ)
  • 【編集局から】「勝負師たちの系譜」連載する青野照市九段 新著『将棋・棋士の素顔―知られざる千駄ヶ谷の魔境』を出版

    夕刊フジで「勝負師たちの系譜」(毎週金曜)を連載する青野照市九段が、新著『将棋・棋士の素顔―知られざる千駄ヶ谷の魔境』(マイナビ出版)を出版しました。夕刊フジの連載などを加筆・編集したもので、28日発売です。 青野九段は大山康晴 15世名人から中原誠16世名人、羽生善治九段、藤井聡太五冠まで知る、棋界の数少ない存在です。第1章では、その青野九段が名棋士たちの素顔に迫ります。ユニークすぎるエピソードや気になる懐事情、コンピューターによる研究など、青野九段ならではの視点で楽しめる一冊です。 新著に関し、青野九段は「将棋界に入って50年余、昭和から令和まで多くの棋士と対局の裏側を見てきました。連載をまとめた新著は、いわゆる私の棋士人生の集大成です。将棋界や棋士の人生を皆さんに知ってほしいと思っています」とコメントをくれました。 (松村友二)

    【編集局から】「勝負師たちの系譜」連載する青野照市九段 新著『将棋・棋士の素顔―知られざる千駄ヶ谷の魔境』を出版
  • 「深キョンもうババア」エイベックス松浦会長 自身の発言めぐり謝罪 「内田有紀はもうおばあさんでしょ」など女性蔑視発言の報道

    東証プライム上場企業であるエイベックスの松浦勝人会長(57)が生配信動画での自身の発言をめぐって、謝罪する事態となった。 松浦会長は19日に自身のYouTubeチャンネルで生配信を行った際、視聴者からの質問に答える形で「深キョンはもうババアだろ」「内田有紀はもうおばあさんでしょ」などと発言。これが週刊誌のウェブ記事などで「女性蔑視発言」と報じられていた。 松浦会長は23日、生配信で「あの発言によって、もしも当に傷ついてるのだとしたら謝ります。それは当に申し訳なかった」と謝罪した。

    「深キョンもうババア」エイベックス松浦会長 自身の発言めぐり謝罪 「内田有紀はもうおばあさんでしょ」など女性蔑視発言の報道
  • 【やっぱり最高!80’sサントラはこれを聴け】ジェームス・ブラウン、レイ・チャールズなど豪華布陣 「ブルース・ブラザース」(1/3ページ)

    熱かった1980年代の洋画サントラを振り返る最終回は、米人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」から生まれた〝兄弟デュオ〟がはちゃめちゃな活躍をする「ブルース・ブラザース」(1981年、ジョン・ランディス監督)だ。 ジェイク(ジョン・ベルーシ)とエルウッド(ダン・エイクロイド)のブルース兄弟が、育った孤児院を救うために一念発起しバンドを組んで大活躍するスラップスティックコメディーだが、ほとんどミュージカルといっていい。 だからサントラも豪華。ジェームス・ブラウンの「オールド・ランドマーク」やレイ・チャールズの「シェイク・ア・テイルフェザー」は、映画披露される教会でのダイナミックなダンスや、路上での集団ダンスといった名場面が浮かんでくるほどの迫力だ。

    【やっぱり最高!80’sサントラはこれを聴け】ジェームス・ブラウン、レイ・チャールズなど豪華布陣 「ブルース・ブラザース」(1/3ページ)
  • ヤクルト・石川に「“査定”は存在しない」 球団幹部が仰天告白 交流戦最多27勝&通算180勝も(1/2ページ)

    ヤクルト・石川雅規投手(42)が通算180勝、交流戦最多の27勝目を挙げた。 オリックス戦(京セラドーム)に先発し、5回1失点で今季3勝目(3敗)。交流戦勝利数でソフトバンク・和田毅、元巨人・杉内俊哉(現3軍投手コーチ)を抜いた石川は「たくさん投げさせていただいてますし、その分負けてますし、悔しい思いもしてますけど。交流戦で1つ勝ててよかった。先に点を取ってもらい、粘りの投球ができた」と喜んだ。 プロ20年目の昨年は4勝5敗も、日シリーズ初勝利を挙げるなど、自身初の日一。契約更改では現状維持の9000万円でサインした。 球団幹部は「もう何年も前から石川には〝査定〟というものは存在しない。球団が石川という投手の価値をどう判断するかになっている。それぐらい評価していい選手」と仰天告白。普通は勝ち星や防御率といった目に見える数字から、表には出ない貢献度など、細かい査定から年俸がはじき出される

    ヤクルト・石川に「“査定”は存在しない」 球団幹部が仰天告白 交流戦最多27勝&通算180勝も(1/2ページ)
  • 【「鎌倉殿の13人」後半戦のキーパーソンたち】坂口健太郎が演じる北条泰時 「爽やかな風」か「ダークな顔」か (1/2ページ)

    NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の後半で、メキメキと存在感を示すのが、主人公の北条義時(小栗旬)の嫡男、北条泰時だ。ドラマでは金剛と呼ばれた幼いころは、母である義時の愛、八重(新垣結衣)が大好きな甘えん坊だったが、やがてりりしい若武者の泰時(坂口健太郎)となる。 史実によれば、寿永2(1183)年生まれの泰時は、建保6(1218)年、武士のリーダー侍所別当に任じられる。承久3(1221)年、承久の乱が起こると、父である義時に命じられて叔父の北条時房(瀬戸康史)とともに幕府軍大将として東海道を進撃、後鳥羽上皇(尾上松也)の軍を破って京都に入る。 その後、都に留まって初代の六波羅探題となって朝廷との交渉や西国支配の要となり、義時の死後、3代目執権に就任。鎌倉幕府の「中興の祖」と呼ばれる名宰相となった。 泰時がなぜ、武家や統治者としての実力があるのか。それは祖父や父が関わったさまざまな事件

    【「鎌倉殿の13人」後半戦のキーパーソンたち】坂口健太郎が演じる北条泰時 「爽やかな風」か「ダークな顔」か (1/2ページ)
  • 日本の製造業に「国内回帰」の波 世界情勢変化で供給網の重要性を見直し 「政治と企業活動は別」とは言っていられない事態に(1/2ページ)

    中国ロシアなど安全保障上のリスクや、感染症などへの対応、為替の円安基調を背景に、日の製造業の「国内回帰」や「国内強化」が進んでいる。各国の争奪戦となっている半導体など戦略物資だけでなく、日用品でも「メード・イン・ジャパン」を強化する企業が増えてきた。10年ほど前までの「超円高」時代には生産拠点を海外に移し、空洞化が進んだが、流れは逆転したのか。 ◇ 半導体大手のルネサスエレクトロニクスは、2014年10月に閉鎖した甲府工場(山梨県甲斐市)での生産を24年から再開すると発表した。電気自動車向けの需要拡大を見込み、電力を制御する「パワー半導体」を量産する。同社は「経済産業省の半導体戦略を踏まえ緊密に連携する」としており、工場再開でパワー半導体の生産能力は現在の2倍になるという。 IPEFの発足会合に臨んだ(左から)岸田首相、バイデン米大統領、インドのモディ首相=5月23日電子部品大手の日

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  • 【エンタなう】中高年が待ち焦がれたヒーローが帰ってきた 「M:I」も顔負けの〝不可能なミッション〟が…映画「トップガンマーヴェリック」

    超絶テクニックのコックピット内に同乗している気分だ (©2022 PARAMOUNT PICTURES. CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED) 型破りな男が、あのケニー・ロギンスの歌とともに帰ってきた。トム・クルーズを一躍スターに押し上げた世界的ヒット作「トップガン」(1986年)の続編「トップガン マーヴェリック」(公開中)は、待ち焦がれた中高年ファンの期待に応えた感涙サスペンスに仕上がっている。 どれだけ待たされたことか。前作監督の死やコロナ禍を乗り越え、スクリーンで再会したマーヴェリック(トム)は、しかし、老けこんでいなかった。鍛え抜かれ引き締まった体に女性が放っておかない色気。おじさん目線で見ても、うらやましい限り。同時に還暦を前にした哀愁も漂う。 米軍のエリート・パイロットチーム〝トップガン〟で史上最高のパイロットの名をほしいままにしたマーヴェリック。

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  • 【テリー伊藤 狸の皮算用】上島竜兵さん死去 演出を超える結果を出す芸人 うらやましいその生き方 また「訴えてやるッ!!」言ってほしかった(1/2ページ)

    ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが亡くなって2週間。いまもショックを引きずっている。ちょっとした空白の時間があると、上島さんのことを考えている。 私も関わった「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ!!」(日テレ系1989~96年)は、上島さんがいなかったら成立していなかった。一番過激なゲームを、当時若かったダチョウ倶楽部にお願いしたんだけど、コチラの演出が5だとしたら、上島さんたちは8にも10にもしてくれた。演出を超える芸人だった。 例えば「人間粘着ゴキブリ捕り」。クイズに間違えると、ゴキブリ捕りに使われるような粘着物質に落とすわけだけど、上島さんは顔や股間に粘着がつくように落ちてくれた。さすがだった。エスカレートして、クレーンで高くつり上げたら、粘着がおみたいに目いっぱい長く伸びて、素晴らしいカットになった。

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  • 【勝負師たちの系譜】東京に負けたくないという気構え 西高東低の風やまず 毎日のように練習将棋…研究量は関東以上か(1/2ページ)

    最近ファンから「このところ活躍している棋士は皆、関西の人ばかりですね」と言われたことがある。 藤井聡太五冠が関西所属(愛知県)だから、そう見えるのかと思って調べたら、確かにこの一年、優勝者やタイトル戦の挑戦者は関西棋士ばかりである。 今進行中の「名人戦」は、2年連続ブッチギリで奈良市出身の斎藤慎太郎八段が挑戦者になっているし、同じく進行中の「叡王戦」は明石市(兵庫県)出身の出口若武六段が挑戦者だ。その出口と挑戦者を争ったのは、服部慎一郎四段(富山市出身)だった。 また「お~いお茶杯王位戦」の挑戦者決定戦に勝ち上がったのは、豊島将之九段(愛知県一宮市出身)と、池永天志五段(大阪市出身)の関西勢で、今まで注目されていなかった関西の若手が、大舞台に登場している。 このほか直近の「朝日杯将棋オープン戦」と「銀河戦」では菅井竜也八段(岡山市出身)が優勝。「JT将棋シリーズ」は豊島将之九段が優勝と

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  • 半年ぶり日本ツアー参戦の渋野日向子 67位タイと出遅れも…同伴競技者への“気遣い”は一流だった(1/2ページ)

    ■国内女子ゴルフ「ブリヂストンレディス」第1日(19日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦コース=6713ヤード、パー72) 半年ぶりの日ツアー参戦となった渋野日向子(23)。やはり〝一番人気〟である。早朝7時40分スタートにもかかわらず、10番ティーイングエリアを大勢のギャラリーが取り囲んだ。 「あんだけたくさんのギャラリーは久しぶりです。拍手で出迎えられたでしょ。アメリカではないことですからネ。ちょっと緊張しましたよ」

    半年ぶり日本ツアー参戦の渋野日向子 67位タイと出遅れも…同伴競技者への“気遣い”は一流だった(1/2ページ)