将棋の藤井聡太王位(20)=竜王、叡王、王将、棋聖=に豊島将之九段(32)が挑戦中の「お~いお茶杯第63期王位戦」(北海道新聞社など新聞三社連合主催、伊藤園特別協賛)7番勝負。藤井王位が勝って1勝1敗のタイに戻した7月13、14日の第2局は、札幌市南区の定山渓温泉で60年ぶりとなる王位戦7番勝負でした。実はその60年前の第3期王位戦第4局で、当時絶頂期の故大山康晴王位(後の15世名人)とタイトルを争ったのが、立会人を務めた深浦康市九段(50)の師匠・故花村元司八段(当時)。2007年から王位を計3期保持した深浦九段に、当時の北海道新聞に載った記事を基に、この対局を分析してもらい、第1期から12期連続で王位を保持した大山15世名人らにまつわる話を聞かせてもらいました。(文化部 大原智也)