図書館の電子アーカイブを利用した有償配信(貸し出し)は、国立国会図書館長 長尾真氏が提唱する、いわゆる「長尾モデル」が議論を呼んでいるところだ(画像は文化庁「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」における長尾氏提出の資料より抜粋) 全世界の書籍の70%が絶版 ――国立国会図書館の長尾館長が提唱するいわゆる「長尾モデル」に対しても、出版社側から、ビジネスモデルを浸食するとして異論が挙がっていたりします。 萩野 それは「冗談言うな」と(笑)。出版社が絶版にしてしまった書籍を図書館は収蔵して読者に提供し続けているんです。 世界の書籍のうち、20%がパブリックドメイン、70%が絶版といわれています。つまり残りの10%しか出版社は流通させていない。仮に現在絶版だが半分は文庫化などで再活用のチャンスを伺っているとしても35%は完全に死蔵している。 もし、アクティブな10
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