第18回 IMS(IP multimedia subsystem)(後編) ユビキタス・サービスを実現 アプリケーションの基盤に ローミング中もホーム網が制御 携帯電話サービスの特徴は,加入者が移動(ローミング)することにある。従来の回線交換方式ではローミング先のシステムで呼制御を行うが,IMSでは常に加入者を収容するホーム網で呼制御を行う(図5)。この制御方式により,ローミング先でもホーム網と同じサービスの提供が可能になる。さらに,加入者の希望するサービスに応じてCSCFやアプリケーション・サーバー(AS)の配置ができるため,サービス種別や規模による機能配備や,ASによる細やかな加入者単位のサービスの実現が可能になる。 IMSのサービスを提供するASは,SIPベースのISCインタフェースというインタフェースを使ってサービスを制御する。S-CSCFはユーザー登録(REGISTER)時に加入
![第18回 IMS(IP multimedia subsystem)(後編)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)