イエスが9月に4都市6公演のジャパンツアーを行う。彼らはちょうど2年前にも来日しているのだが、今回も絶対にスルーできない5つの理由がある。 その1:まず、セットリスト全体が究極。『The Classic Tales Of Yes』と題された今回のツアーは、既に全米&全欧で敢行され大喝采を浴びている。デビュー55周年タイミングとはいえ、これでもかという大盤振る舞いで、2年前と被るのはわずか2~3曲だ。 その2:最大の注目は、計4曲80分超えという掟破りの超大作『海洋地形学の物語』(73年)の濃縮バージョン。同作はリリース時、あまりの重厚長大さに評価が分かれたが、近年は再評価がめざましい。中には「イエスの真の到達点は『危機』(72年)ではなく『海洋~』だ」と断言するジャーナリストさえいる。そんな傑作を御大スティーヴ・ハウ自らエディットした濃縮バージョンって……いったいどんな歓喜が待ち受けている