事業やプロダクトを考えるときに、自分の身近な問題を探し、それを解決することを起点に考えるという方法があり、誰もそのことを否定しないだろう。 とくに、僕のような小さな事業者やスタートアップを目指しているひとたちには、そのアプローチは有効だと思う。 ただし、ほんとうにそれでいいのかな、とちょっと引っかかるところはあった。 身近な問題の解決から始めて、ほんとうに大きな事業規模のサービス、製品に育てることができるのか。 少し前に読んだ記事、“Solve your own problems”is great advice, but only for so long. (「あなた自身の問題を解決せよ」は偉大なアドバイスだけど、ずっとそれじゃだめだよ)が、僕のその引っ掛かりを整理してくれたので、紹介したい。 筆者は、サヒール・ラヴィンギアさんという有名起業家。18歳のときにデザイナーとしてPintere