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!summaryに関するumadaのブックマーク (42)

  • http://ningen.hus.osaka-u.ac.jp/kondou/Surlalogique.htm

    書評 ジャン・カヴァイエス、『論理学と科学理論について』、1947 〜「概念の哲学」のプログラムのためのデッサンとして〜 2004年 人間科学年報掲載 Jean Caveilles(ジャン・カヴァイエス1903-1944)、彼の名はあまりにも有名であるにもかかわらず、その知名度に比して彼の哲学は、日においてほとんど紹介されていない。したがって、この書評が彼、カヴァイエス自身の紹介も兼ねなければならないことは許されることだろうと思う。 彼の名がフランス哲学に親しいものにとって、良く知られたものであることには、二つ理由がある。一つは、彼の波乱に満ちた生涯にあり、もう一つは彼の厳密にしてラディカルな哲学の持つ影響力にある。書評においては、後者の事柄について、彼の仕事の中でも最も問題的でかつ野心的でもある遺作、『論理学と科学理論について』の紹介を通して考えていくのだが、その前に、彼の数奇な

  • ウィトゲンシュタイン

    ウィトゲンシュタイン Ludwig Wittgenstein( 1889-1951) 二十世紀の哲学を「言語論的転回」と特徴づける人は多い。その一つの中心にあるのがウィトゲンシュタインである。 ウィトゲンシュタインの哲学は、『論理哲学論考』に代表される前期哲学と、『哲学探究』を中心とする後期哲学とに分かれている。 両者は、ある意味で正反対の立場に立つものだが、一貫して「言葉とは何か」「意味とは何か」という問いに貫かれている。 簡単に言えば(あまり簡単ではないが)、前期では、言語が世界を写す「像」であるという前提から出発して、言語を論理的に純化する(それによって認識を明晰化し、更に認識の限界を示す)ことを目指したのに対し、 後期では逆に、言語をその多様な姿において考察し、言語は(それ自身以外の何かに根拠を持つものではない)自律的な出来事である、という観点にたどり着いている。 『論理哲学論考』