「終活」という言葉が使われるようになって久しい。葬儀の執り行い方や、財産分与の方法について、後々遺族が困らないようきちんと自分の意思を書き記しておくことが社会全体で推奨されている。 そんな状況下、最近、故人のPCやスマートフォンに残されていたデータをめぐりトラブルが続出しているらしい。確かに、これら「デジタル遺品」のデータについては本人にしか分からないようブラックボックス化されているケースも多い。日本セキュリティ・マネジメント学会常任理事にして終活カウンセラーでもある萩原栄幸氏は、著書『「デジタル遺品」が危ない そのパソコン遺して逝けますか?』(ポプラ社)のなかで、自身が出会った実例をあげながら警鐘を鳴らしている。「デジタル遺品」についての取り扱いを誤ってしまったがために、自分の死後、家族を不幸のどん底に陥れてしまうかもしれないのだ。 萩原氏がまず紹介するのは、「愛妻家」で知られた夫(仮名
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