米軍普天間飛行場の辺野古移設に向けた埋め立てを承認した仲井真弘多知事への辞任要求決議を可決する県議会=10日午後10時14分、本会議場 仲井真弘多知事による米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた埋め立て承認をめぐり、県議会(喜納昌春議長)の臨時会は10日夜、県外移設を求めてきた公約に違反したとして、仲井真知事の辞任を求める抗議決議を野党4会派と中立系会派のそうぞうの賛成多数で可決した。県議会で知事への辞任要求決議が可決されたのは復帰後初めて。 決議自体に法的拘束力はないが、埋め立て申請を承認した仲井真知事の責任が厳しく問われた形で、今後の県政運営への影響は必至だ。 決議は、野党21人とそうぞうの3人の計24人が賛成し、与党の自民14人、公明県民無所属5人、無所属2人は反対した。 決議書は知事が政府の埋め立て申請を承認したことは「選挙で『県外移設』を掲げた政治家としての公約違反だ」と指摘